レビューした人
FPS歴:15年
VALORANT歴:5年
今回はWootingの「60HE」を実際にVALORANTで使用して、ラピッドトリガーの使用感やストッピングのしやすさ、キー入力の反応、60%キーボードとしての使いやすさを中心にレビューします。
Wooting 60HEをVALORANTで実際に使ってみた
実際にVALORANTで使ってみて、一番印象に残ったのはやはりラピッドトリガーです。
射撃場でちょんと押しただけで反応し、普通のキーボードからWooting 60HEに変えると、WASDを離したときの反応がかなり速く感じます。
VALORANTでは移動中に撃つと弾がまっすぐ飛ばないので、
移動する。
止まる。
撃つ。
という操作が非常に重要です。
Wooting 60HEはキーを戻したときの入力解除が速く、ストッピングから射撃に移るまでの操作がかなり気持ちいいです。
左右の移動撃ちがストッピングミスなく撃てます。
ラピッドトリガーはかなり体感しやすい
これまでレビューしたマウスでは、8Kや4Kポーリングについて「正直そこまで違いが分からない」と感じました。
ただ、Wooting 60HEのラピッドトリガーは違いました。
これは実際に使っていて違いを感じやすいです。
一般的なキーボードではキーを一定の位置まで戻さないと入力が解除されませんが、Rapid Triggerではキーの動きに応じて入力を素早く解除・再入力できます。Wooting自身も、VALORANTでは移動入力の終了が早くなることでストッピングやピーク時の方向転換がより素早くなると説明しています。
特にA・Dを細かく切り替えながら撃つ場面では、キャラクターを動かして止める操作がやりやすいです。
使った瞬間にエイムが良くなるような機能ではありませんが、自分の指の操作にキャラクターがついてきやすくなる感覚があります。
ストッピングがかなり気持ちいい
VALORANTとの相性が良いと感じた一番の理由がストッピングです。
敵が出てきたときに、
AまたはDで移動
↓
キーを離す
↓
止まる
↓
撃つ
という一連の操作がかなりスムーズです。
特に細かく左右に動きながら撃つときや、ピークしてすぐ止まって撃つときにWooting 60HEの良さを感じます。
もちろん、Wootingを使えば勝手にストッピングしてくれるわけではありません。
基本的な操作は自分でする必要があります。
ただ、正しく操作したときにキーボード側が邪魔をしないという感覚が強いです。
アクチュエーションポイントを変更できるのも便利
Wooting 60HEでは、キーが反応する深さを調整できます。
そのためWASDは浅くして素早く反応させながら、誤入力したくないキーは深めにするといった設定ができます。
Wootingの現在のVALORANT向けガイドでは、スタート地点としてWASDを0.2~0.5mm、ジャンプを2.0mmなど、キーの用途によって異なる設定を推奨しています。
このあたりを自分好みに調整できるのはかなり面白いです。
ただし、反応を速くしたいからといって全部を極端に浅くすると、少し指が触れただけで入力されてしまうことがあります。
最初は極端な設定にせず、使いながら調整していくのがおすすめです。
60%サイズはマウスを大きく振りやすい
60HEは名前の通りコンパクトな60%レイアウトです。
テンキーやファンクションキーなどがないため、デスク上でキーボードが占めるスペースがかなり小さくなります。
これはVALORANTでは結構メリットがあります。
特にローセンシの場合、マウスを大きく振ったときにキーボードへぶつかることがあります。
60HEならキーボードとマウスの間にスペースを取りやすいので、ローセンシで大きくマウスを振る人との相性はかなり良いです。
一方で、普段使いではファンクションキーや矢印キーが独立していないので、フルサイズやテンキーレスから乗り換えると不便に感じる可能性があります。
Wootilityの設定自由度がかなり高い
Wootingは設定ソフトの「Wootility」から細かく設定できます。
Rapid Triggerだけでなく、キーごとのアクチュエーションなども調整できるので、VALORANT用の設定をかなり細かく作れます。
設定を触るのが好きな人にはかなり面白いキーボードです。
逆に、
「買って接続したら何も考えずそのまま使いたい」
という人には、最初は設定項目が多く感じるかもしれません。
ただ、一度自分に合った設定を作ってしまえば、普段はそこまで触る必要はありません。
パーツを交換して自分好みにできる
Wooting 60HEのもう一つ面白いところが、パーツを交換して自分好みのキーボードにカスタマイズできることです。
キーキャップはもちろん、対応するLekkerスイッチへの交換ができ、ケースなどのパーツを変更して見た目や打鍵感を自分好みに仕上げることもできます。
最初は純正状態で使って、あとから気になる部分だけ交換していけるのが良いところです。
自分好みのキーキャップに変えて見た目を変えたり、ケースを交換して質感を変えたりと、単純なゲーミングデバイスというより自作キーボードに近い楽しみ方ができるのもWooting 60HEの魅力だと思います。
もちろん、VALORANTをプレイするだけなら純正状態のままでも十分です。
ただ、長く使っていく中で、
「もう少し打鍵感を変えたい」
「見た目を変えたい」
「ケースを変えてみたい」
となったときに、買い替えるのではなくパーツ交換で自分好みにしていけます。
性能だけでなく、買ったあとも自分仕様に育てていけるキーボードというのはWooting 60HEならではの面白さです。
総評:VALORANTなら違いを体感しやすいキーボード
Wooting 60HEを使って一番感じたのは、ラピッドトリガーとVALORANTの相性の良さです。
高ポーリングレートのように「言われれば速いのかもしれない」という違いではなく、キーを離したときの反応や左右移動の切り返しは比較的体感しやすいです。
特に、
ストッピング。
細かい左右移動。
ピークからの射撃。
このあたりの操作が気持ちよくなります。
もちろんWooting 60HEを使っただけでエイムが良くなったり、ランクが上がったりするわけではありません。
それでも、VALORANTでキーボードに求める性能という意味では、かなり完成度が高いと思います。
また60%サイズなので、ローセンシでマウスを大きく振る人にとってデスクスペースを確保しやすいのも大きなメリットです。
VALORANTを本気でプレイしていて、普通のメカニカルキーボードから一段上の操作感を求めているなら、かなりおすすめできるキーボードです。
良かったところ・気になったところ
良かったところ
- ラピッドトリガーの違いを体感しやすい
- ストッピングがしやすい
- 左右の細かい切り返しがしやすい
- アクチュエーションポイントを細かく設定できる
- 60%サイズでマウスを振るスペースを確保しやすい
- Wootilityの設定自由度が高い
- VALORANTとの相性がかなり良い
- パーツ交換で自分好みにカスタマイズできる
- キーキャップやスイッチ、ケースなど選択肢が多い
気になったところ
- 60%なので普段使いでは不便に感じる場合がある
- 設定項目が多く最初は少し迷う
- 反応を浅くしすぎると誤入力しやすい
- 使っただけでエイムそのものが良くなるわけではない
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